卒論に向けて

渡邊ゼミの3年生は、そろそろ卒業論文について考える必要があります。

3年生には、今、ゼミの時間に各自卒論テーマについて報告してもらっています。

 

テーマは自由です。

もちろん渡邊ゼミですので、格差をテーマにしてくれればいろいろとアドバイスできますが、それに縛られる必要はありません。

大事なことは、1年間そのテーマに打ち込むことができるかどうかです。私は、卒論は努力の量に比例して、水準が決まると信じています。特に計量分析に関しては、どれだけデータと向き合っているか、データの性質を詳細に知っているか、データの背景を調べているかが、研究の質を決めると思います。

だから、自分が打ち込めるテーマを見つけ、そのテーマについてとことん調べていくことを期待しています。

秋学期実習

 今年度の秋学期の実習では、20~39歳の未婚男女を対象にした調査をおこないます。

 

 10月から調査票を作成し、11月12日より調査をwebにて開始しています。

 今後は、このデータを分析していくことになります。

 12月には、長松ゼミ、石田ゼミとの合同発表会、1月には社会学部のポスター発表会があるので、それに向けて作業を進めていくことになります。

ゼミ旅行2019 その2

2日目。

朝食を食べて、いざ出発。

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この日は、長崎の北、つまり原爆関係を見学しました。あいにくの雨でした。今回の旅行にあわせて、長崎の原爆については少し勉強していきました。

まずは、平和祈念像。長崎原爆の日に見る像です。

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 個人的には若干違和感が。やっぱり西洋人的な印象がぬぐえない。神のようでもあり。雨に濡れて、記念像の青が映えていました。

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 そこから爆心地まで歩き、爆心地横にある、被爆した浦上天主堂の壁の一部を見学。個人的には今回、これが一番見たかった。ただ…、やはりというか、小さい。これだけかという思いがしました。あらためて浦上天主堂の遺構は保存すべきだったと強く思う。

 

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 ここから、さらに原爆資料館に向かいました。勉強になりました。個人的には、原爆の爆発の状況を立体地図上にプロジェクションマッピングした展示物がとてもわかりやすくてよかったと思います。

 展示資料の中には、見たことのある写真、読んだことのあるエピソード、人物がおり、長崎にきたのだということを強く実感することができました。

 ゼミ生のみんなもじっくり見学してくれていて、ゼミ旅行らしいと思いました。

 すでに12時をこの時点で過ぎていたので、昼ご飯。

 午後は、2つのグループに分かれて行動。私は、ゼミ生4人と、一本柱と被爆木を山王神社にみに行きました。

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 被爆したクスノキはとても立派でした。被爆したにもかかわらず、このように大木として生き続けている姿は、強い生命力を感じます。

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 一本柱は、狭い路地を歩いていると突如あらわれます。まわりの建物に完全に隠れているように思え、埋もれているように思えます。原爆の遺構なんだけど、ぽつんと置かれていて、忘れられているように印象があり、少々残念な気持ちになりました。

 そこから歩いて、長崎市緑町墓地を訪れた。この墓地は、NHK特集『原爆と沈黙』でも取り上げられた。2017年のNHK特集であるが、とても印象に残った番組で、今回長崎にきたので、ぜひということで訪れました。

 

 そこから、長崎の中心地へと戻り、眼鏡橋へと向かいました。

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 さらに、そこから唐寺を2つほどみてから駅に向かいました。

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 今回の旅行は、私自身はとても大満足の旅行でした。ほぼすべてが順調で、なんのストレスもなく、すべてが進んだように思います。食事もおいしいし、ホテルは立派だし、雨は降ったけど暑くないし。

 

 みなさんおつかれさま。

ゼミ旅行2019 その1

 渡邊ゼミとしては、2018年度はゼミ旅行をしなかったので、久しぶりのゼミ生との旅行でした。

 今年は、長崎に9/1~9/2の日程で行きました。

 今年は8月下旬から九州地方は雨が続いていて、旅行もどうかなというところもありましたが、なんとか大丈夫でした。雨は降りましたけど。逆に暑くなくてよかったかも、と今になって思っています。

 

 さて、今回の長崎旅行は、1日目は南、2日目は北という予定でいくつか回りました。南は、原爆の被害を受けていないので戦前の史跡、北は原爆の史跡ということになります。

 1日昼に、全員が到着したので、まずは新地中華街にて昼食。長崎駅に着いた頃は雨が降っていたけど、この頃にはもうあがっていました。

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 それから、グラバー園にいく。

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 グラバー邸は、2020年まで改装中(耐震工事など)で、見られず残念ではあったけど、それを除いても、なかなか見応えのある建物群ではありました。正直、私自身はそれほど関心はなかったけど、とてもよかったかなと思います。

 次は、大浦天主堂。国宝。世界遺産。天主堂だけでなく、旧羅典神学校、旧長崎大司教館がキリシタン博物館となっていて、そこでキリシタンの歴史なども学ぶことができる。日本二十六聖人の殉教者に捧げられた教会とのこと。二十六聖人については、吉村昭の『磔』に、その壮絶な状況が描かれているので、それを読むのがよい。12歳とか13歳の子どもも殉教していて、考えさせられる。

 

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 大浦天主堂を出て、みんなで休憩中。

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そこから、出島へ。出島は、今は海に浮かんでいるわけではない、ということに、ゼミ生はがっかりしていたが、浮かんではいません。

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 出島を再現している程度がすごいと思います。あまり期待していなかっただけに、うれしい驚きでした。事前にあまり勉強していなかったので、出島についてはよく知らなかったけど、なかなか面白いところでした。出島の大きさを体感できるのはいい。

 急いで、出島を見学したのち、出島ワーフで、夕飯。

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 ほっと一息。秋学期の授業について、みんなで話をしていました。楽な科目ではなく、面白い科目をとって欲しいと思うのでした。

 それからホテル(稲佐山観光ホテル)に向かいました。夜景がきれいだったのと、ホテルがとてもよかったですね。

 ゼミ生達は、夜遅くまでゲームをしていたようですが、私は10時半には就寝。